日本国内においては、シロシビンおよびそれを含むキノコは「麻薬及び向精神薬取締法」に基づき 規制薬物(麻薬)に指定されており、所持・使用・譲渡・栽培などが厳しく禁止されています。
本サイトは、サイケデリックや精神活性物質に関する最新の研究、国際的な医療動向、歴史的背景などの情報を、 教育・啓発・学術的な目的で提供しており、日本国内での使用や違法行為を推奨・助長する意図は一切ありません。
また、本サイトの内容は医療的助言を目的としたものではありません。ご自身の健康に関する判断は、 必ず医療専門家にご相談ください。
〜アメリカの最新事例から見えてきた可能性〜
「もう治らない」と言われたうつ病が、たった1回の体験で…
現代の医療では、「うつ病は治りにくいもの」として扱われています。
抗うつ剤を何年も飲み続けたり、副作用で苦しむ人も少なくありません。
でも、そんな中で近年注目されているのが、
「シロシビン(マジックマッシュルームに含まれる成分)」を用いた治療です。
「たった1回のセッションで、長年苦しんでいた症状が大きく改善した」
という声もあり、アメリカを中心に臨床研究と実用化が進んでいます。
シロシビンとは?なぜうつ病に効くのか?
シロシビンは、特定のキノコに含まれる自然由来の精神活性物質。
脳のネットワークに作用し、思考パターンや感情処理の“リセット”を助けるといわれています。
米国・トゥーロ大学ネバダ校の研究では、うつ病患者にシロシビンを投与した際に、
「過剰に活動していた脳の領域(デフォルトモードネットワーク)」が落ち着き、気分が安定するような反応が見られました。
☑️参考文献:Neurobiological Correlates of Psilocybin Response in Depression
https://www.psychiatrist.com/pcc/neurobiological-correlates-of-psilocybin-response-in-depression/?utm_source=chatgpt.com
アメリカでの具体的な事例:人生が変わった人たち
アメリカでは、FDA(米国食品医薬品局)が2019年にシロシビンを「画期的治療法(Breakthrough Therapy)」として指定。
それ以降、複数の大学・研究機関で臨床試験が進められています。
🌿事例:2児の母/女性・うつ病を治す母親の旅
うつ病で不安、被害妄想、繰り返し起こるパニック発作、妄想、不眠症、自傷行為、自殺願望に悩まされました。
いろんなセラピーを試しましたが、治ることはありませんでした。でもシロシビンのマイクロドージング(低容量摂取)の3日間後に“生きていること”を感じることができた。
人との関わり方も改善し、症状はほぼ完全になくなりました。人生が変わったのです。
(出典:One Mother’s Journey to Healing Depression with Plant Medicines, Decriminalize Nature DC )
日本ではまだまだ届かない選択肢
日本では現在もシロシビンは「麻薬」として分類されており、
たとえ医療目的であっても使用や研究はほとんど認められていません。
しかし、「うつ病=薬だけで治すもの」ではないという視点や、
世界で起きている回復のストーリーを知ることは、
日本に住む私たちにとっても“希望の光”になるのではないでしょうか。
まとめ
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シロシビンは、近年うつ病治療の新しい選択肢として注目されている
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アメリカでは臨床研究が進み、「効果あり」とされる事例が多数報告されている
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1回のセッションや低容量の摂取で大きな気づきや癒しが起きるケースも
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日本ではまだ研究や使用が難しいが、「知ること」「考えること」が希望につながる
🧘♀️内なるひとこと
アメリカでは、医療現場で
実際にシロシビンが活用されるようになり
多くの選択肢の中から選べる自由があります。
わたし自身、精神薬を服用していた時期があり、
副作用のつらさも経験しました。
あのとき、薬以外の選択肢があれば、
からだへの負担もずいぶん違ったかもしれないと思っています。
将来、薬だけに頼らない選択肢が広がれば
もっと多くの人に希望と安らぎが届くのではないでしょうか。